高校受験データ

岩手県　高校入試情報（令和2年度／2020年度）

記事公開日 2019/04/24 最終更新日 2019/11/14

令和2年度(2020年度)の岩手県高校入試情報

令和2年度(2020年度)の岩手県高校入試における入試日程、合格発表日、試験の詳細、内申点の算出方法、合否判定基準などを解説します♪

◆岩手県高校入試の種類

岩手県の公立高校入試は、主に「推薦入学者選抜」「一般入学者選抜」「二次募集」の3種類があります。

推薦入学者選抜とは
1月に行われる高校入試です。
全ての高校で実施することができるため、志望校が実施しているかどうか確認しておきましょう。
受験するには、中学校校長からの推薦を得る必要があります。
出願は基本的に一校一学科に限られていますが、志望校に二つ以上の学科（学系・コース）がある場合には、第２、第３志望まで出願することができます。
全体の募集定員に対する推薦入学者選抜の定員の割合は10％以内となっています。
ただし、体育科、体育コース、体育学系、スポーツ健康科学学系及び芸術学系については、50％以内となっています。（定員の割合は５％毎）

一般入学者選抜とは
3月前半に行われる高校入試です。
全ての高校で実施されている一般的な入試です。
出願は基本的に一校一学科に限られますが、複数学科を持つ一部の学校では学科間の同時出願ができます。

二次募集とは

3月後半に行われる高校入試です。
基本的に、欠員が定員の10％以上である学科（学系・コース）で実施されます。
ただし、欠員が定員の10％未満でも、学校の判断で実施することができますので、受験する場合はよく確認しておきましょう。

また岩手県の内申書の評定は、中学1年生～3年生の成績が評価され、高学年になればなるほど配点が大きくなります。
また、音楽、美術、保健体育、技術家庭の副教科4つは特に配点が大きく設定されています！
1年生の頃から学校のテストを日々コツコツ対策することが、高校入試合格に繋がりますよ♪

◆『推薦入学者選抜』

【入試日程・合格発表日】

内容	日程
入試	令和2年1月28日（火）
合格内定通知	令和2年2月4日（火）以降
合格者対象の学力調査	令和2年3月6日（金）

【入試の詳細と合否判定方法】

推薦入学者選抜では、「面接」が必ず実施され、学校によっては「適性検査（実技検査）」「作文または小論文」も実施されることがあります。
合否判定では、それらの検査の点数に「調査書」と「志願理由書」の評価が加わります。

推薦入学者選抜に合格した場合、学力調査の試験を受ける必要があります。
学力調査は一般入学者選抜学力検査と同じ問題・時程で実施され、教科は５教科（国語、数学、社会、英語、理科）です。
なお、学力調査は、原則として一般入学者選抜学力検査と異なる教室で行われます。
この学力調査を正当な理由無く欠席した場合、合格が取り消される場合もありますので、注意が必要です。

◆『一般入学者選抜』

【入試日程・合格発表日】

内容	日程
入試	令和2年3月6日（金）
追検査（インフルエンザ等で欠席した場合に受験）	令和2年3月12日（木）
合格発表	令和2年3月17日（火）午後３時

【入試の詳細と合否判定方法】

一般入学者選抜では、「学力検査」と「面接」が必ず実施され、学校によっては「小論文または作文」「適性検査（実技検査）」も実施されることがあります。
合否判定では、それらの検査の点数に「内申」の評価が加わります。

学力検査の詳細は以下のようになっており、合計500点満点になります。

科目	試験時間（50分）	配点
国語	9:00～9:50	100点
数学	10:05～10:55	100点
社会	11:10～12:00	100点
英語	12:45～13:35	100点
理科	13:50～14:40	100点

また、以下の高校では、受験する学科に関連の深い科目の点数の割合を増やす傾斜配点が実施される場合があります。

学校名	学科・学系	科目	倍率
不来方高校	外国語学系	英語	2.0
花巻南高校	国際科学学系	英語	2.0
黒沢尻工業高校	全学科	数学	2.0

この場合、得点に各校で定める倍率をかけてその教科の得点とし、他の教科の得点もそのまま合計します。
その後、合計点を500点満点に換算し、選考資料とします。

そして、内申点は、9教科の1・2・3年の評定が合計660点満点で算出され、その点数を440点満点に圧縮換算し、選考資料とします。

学年	算出方法	配点
1年生	（国語+社会+数学+理科+英語）×2＝	50点満点
1年生	（音楽、美術、保体、技・家）×3＝	60点満点
2年生	（国語+社会+数学+理科+英語）×4＝	100点満点
2年生	（音楽、美術、保体、技・家）×6＝	120点満点
3年生	（国語+社会+数学+理科+英語）×6＝	150点満点
3年生	（音楽、美術、保体、技・家）×9＝	180点満点

このように算出された学力検査の点数（500点）と内申点（440点）を用いて、以下の表の①～⑦のいずれかの選考方法により、合否判定が行われます。

選考方法	最初に行う選考	合格者の割合	2番目に行う選考	合格者の割合	3番目に行う選考	合格者の割合
①	A選考	100％
②		70％	B選考	30％
③				20％	C選考	10％
④				10％	C選考	20％
⑤			C選考	30％
⑥				20％	C選考	10％
⑦				10％	C選考	20％

【Ａ選考】

①「学力検査の成績」と「調査書の学習の記録、特別活動の記録等を踏まえた面接、小論文又は作文及び適性検査の評価」とを 5：5 に取り扱い、選考する。
②必ず最初の選考に用いることとする。
③普通科（外国語学系、国際科学学系を除く）、普通・理数科以外の学科においては【Ａ選考】において学力検査に傾斜配点を導入することができる。
傾斜配点を行う教科は、校長が定める1ないし2の教科とし、得点の倍率は、1.5倍又は2.0倍とする。

【Ｂ選考】

①「調査書の学習の記録、特別活動の記録等を踏まえた面接、小論文又は作文及び適性検査の評価」を重視して、選考する。
②「学力検査の成績」と「調査書の学習の記録、特別活動の記録等を踏まえた面接、小論文又は作文及び適性検査の評価」とを3：7に取り扱い、選考する。

【Ｃ選考】

①「学力検査の成績」を重視して、選考する。
②「学力検査の成績」と「調査書の学習の記録、特別活動の記録等を踏まえた面接、小論文又は作文及び適性検査の評価」とを 7：3 に取り扱い、選考する。